![]() 回転器を備えた放出装置
专利摘要:
少なくとも1つの容器(1;101)を具備する放出装置であって、前記容器は成分を受容し、出口(2)および放出要素(3;103)を有する。放出装置はさらに、駆動部材(4;104)と回転部材(5;105)を有する回転器を含み、回転部材が駆動部材に対して回転すると、駆動部材は軸方向に移動し、成分を放出するために少なくとも1つの容器において放出要素を駆動する。ハウジング要素(6;106)が設けられ、その上又は中に、少なくとも1つの容器(1;101)、駆動部材(4;104)および回転部材(5;105)が配置され、少なくとも1つの容器(1;101)がハウジング要素(6;106)から取り外し可能に取り付けられる。回転部材は、ハウジング要素とともに、容器の付属部材を形成する。 公开号:JP2011509177A 申请号:JP2010541668 申请日:2008-11-25 公开日:2011-03-24 发明作者:グレーター アンディ;アー.;ケラー ヴィルヘルム;カウフマン ザミュエル 申请人:メッドミックス システムズ アーゲー; IPC主号:B05C5-00
专利说明:
[0001] 本発明は、少なくとも1つの容器から成分を投与・放出する放出器に関し、特に少なくとも2つの成分の混合に適した放出器に関する。さらに、本発明は少なくとも1つの容器から成分を投与・放出するシステムに関する。] 背景技術 [0002] さまざまな技術分野において、また医学の分野において、例えば、医療用製品又は医薬品等の製造物を、それを格納している容器から正確な投与量で放出することが必要とされている。それらの製造物は多くの場合、出口を有する製造物の容器と、ピストンロッドとを備えた注入器に供給され、ピストンロッドはストッパで漏れ止めをして容器を封止する。手動でピストンロッドを中に押すことにより、製造物は出口を通って容器から放出される。この種の放出では正確な投与ができず、不正確であり間違いが生じる。特許文献1は、付属品を用いて正確な投与を可能にする、注入器から製造物を計量して放出する放出器を開示している。この目的のために、付属品は注入器をその間に嵌めることができる2つの二股部を有するグリップを有する。ピストンロッドは1つの二股部に回転しないように固定されて保持され、注入器容器はピストンロッドに対してもう1つの二股部の範囲で回転可能である。製造物はこのようにして放出される。] [0003] また、多くの技術分野において、使用又は投与の直前に混合物を混合することが必要とされる。この目的のために、先行技術は、異なる成分を入れた少なくとも2つの容器を備え、それぞれの容器から同時に別の成分を放出できるさまざまな放出装置又は混合装置が開示する。容器のほとんどは注入器又はカプセル(carpules)の形状であり、一方の端に出口、もう一方の端に例えば放出ピストンを備える。各成分は注入器の内部に受け取られ、放出ピストンの前進移動により出口から押し出される。放出ピストンはピストンロッドに隣接させることができ、放出ピストンはピストンロッドとともに注入器内部で押し進めることができる。同時に2つの成分を放出してそれらを混合することを可能にするため、注入器はハウジング内に互いに平行に挿入される。異なる成分が2つの注入器からそれぞれの出口から押し出され、例えば、共通の容器に入れられる。2つの成分を混合するための混合要素を備えた混合室を有するミキサーアタッチメントを放出装置の2つの出口に固定することも可能であり、混合された製造物はその後ミキサーアタッチメントから分配される。] [0004] 特許文献2は、例えば、歯科用混合物を放出するための数個の容器を備えた放出注入器を開示する。分配注入器は、それぞれに1成分を入れた2つの容器が互いに平行に収容される注入器本体を有する。また、ピストンロッドは2つに分割され、2つの相互連結されたロッドが互いに平行に配置され、注入器本体の容器内にそれぞれ突出するように設けられる。2つのロッドの外面には外ねじ山がある。注入器本体周囲を回転可能で、軸方向に移動できない回転軸が、注入器本体の一端に設けられている。回転軸には内ねじ山があり、ピストンロッドの外ねじ山と相互に作用する。容器から同時に2成分を放出するために、回転軸を注入器本体とピストンロッドに対して回転させる。ピストンロッドは回転軸にねじ式連結により連結されているので、容器内で軸方向に押され、容器から成分を放出する。ピストンロッドが容器内に十分に押された後、分配注入器は廃棄される。注入器が再使用されたり、又は注入器の個別の構造要素が交換されたりすることはない。] [0005] 特許文献3は複合容器用の分配装置を開示し、複合容器用の筐体を具備し、筐体の上には回転部材が設けられる。筐体と回転部材の間にはねじ山が設けられ、筐体を回転部材にねじ式で取り付けることが可能である。この目的のために、回転部材は2つの同心軸を有し、内側軸には外ねじ山がある。筐体の内周には内ねじ山があり、回転部材の内側軸の外ねじ山と相互作用する。回転部材が筐体に対して回転すると、筐体の壁が回転部材の2つの軸の間にねじ込まれ、内側軸は筐体内部の2つの容器のピストンロッドの放出ピストンとなり、それらの成分が同時に放出される。回転部材が筐体に対して十分にねじ込まれると、成分は放出されてしまい、分配装置は廃棄される。別の容器で放出器を2回使用することはない。] [0006] 従って、本発明の目的は、再使用が可能であり、特別な放出要求、特に用量要求を満たすことができ、さまざまなタイプの容器からの放出に適し、少数の構造部品から構成され、消毒殺菌が容易で、放出中に容易に取り扱いでき、少なくとも1つの容器から成分を放出する放出器を提供することである。特に、本発明の目的は、さまざまな容器に使用可能で、さまざまな成分容器の付属品の一種として設けられる放出器を含む、容器から成分を放出するシステムを提供することである。] 先行技術 [0007] 米国特許第4,479,781号公報 WO2007/041266 WO2008/009143] [0008] 本発明によると、本発明の目的は請求項1に記載の放出装置と、請求項12に記載の容器から成分を放出するシステムによって達成される。放出装置と放出システムの有利な実施形態はそれぞれの従属項に記載される。] [0009] 本発明による放出装置は、成分を収容でき、出口と放出要素を有する少なくとも1つの容器を備える。放出装置は、それぞれ成分を収容し、それぞれ出口と放出要素を有する2つ以上の容器を備えることが好ましい。容器は、一方の端部に出口を、そして反対の端部にピストン又はストッパを備えるスリーブ形状の本体を有する注入器の様式で設計されることが好ましい。しかし、原理的には、アンプルやカートリッジ等、又は袋状の柔軟性のある容器等の他の容器形態も使用できる。さらに、本発明による放出装置は、駆動部材及び回転部材からなる回転器を有し、駆動部材に関連して回転部材が回転することにより、駆動部材は回転部材に対して軸方向に移動でき、成分を放出する少なくとも2つの容器の放出要素を駆動させる。この目的のためには、回転器では駆動部材と回転部材とをねじ式連結させることが好ましい。ねじ式連結は駆動部材と回転部材間に直接設けることが好ましいが、また適切であれば、例えばstep−up又はstep−downを有するギアシステムのような、さらなるねじ要素を介して駆動部材と回転部材とのねじ式連結を設けることも可能である。例えば、成分を放出する又は成分を混合する際に、特にゆっくり放出させることが必要な場合、step−upが有利である。ねじ式連結の有利な実施形態において、駆動部材は、回転部材のねじ山と相互作用するねじ式ロッドとして設けられる。ねじ式ロッドは容器の放出要素に直接係合し、又はさらなる構造部品を介して放出要素に間接的に作用する。] [0010] 本発明によると、放出装置はハウジング要素を備え、そのハウジング要素に又はその中に(on or in)少なくとも2つの容器、駆動部材及び回転部材が配置され、容器又は少なくとも容器の1つがハウジング要素に又はその中に移動可能に取り付けられる。数個の容器を備える場合、それぞれの容器の出口と放出要素が同じ方向を向くようにハウジング要素に又はその中に配置される。例えば、複数の注入器形状の容器は互いに並んで平行に配置できる。数個の容器は三角形、四角形、円形に有利に配置される。容器はハウジング要素に完全に収容することができ、又は部分的にハウジングの内部に嵌めることもできる。さらに、第二のハウジング要素に容器を入れて、第二ハウジング要素を第一ハウジング要素と連結させることも可能である。この場合、駆動部材は容器の放出要素に作用可能であることが必須である。従って、駆動部材は、容器の放出要素に直接的又は間接的に作用するようにハウジング要素に設けられる。] [0011] 本発明の放出装置は、ハウジング要素が付いた回転器を異なる容器に数回使用できる点において有利である。1つ又は複数の容器が空であるというだけの理由で放出器全体を廃棄する必要がない。従って、放出器は費用効率よく製造でき、構造部品が再使用できることを考慮すると、追加コストをかけるだけの価値があるため、再使用構造部品をより良い品質で製造できる。特に、例えば、異なる直径又は異なる長さのさまざまな容器をハウジング要素に挿入することが可能であることが有利である。本発明による放出装置はまた容器から成分を正確に手動で投与することを可能にする。] [0012] 本発明の好ましい実施形態において、容器が着脱可能又は交換可能なようにハウジング要素に又はその中に装着できるだけでなく、駆動部材及び/又は回転部材もまたハウジング要素に又はその中に着脱可能に設けることができる。そのため、本発明の放出装置を少数の構造部品に分解することが可能であり、洗浄、加圧減菌器で処理することができるので、新たな使用のための準備ができる。放出装置は以下の構造部品:容器、ハウジング要素、駆動部材、回転部材のみで構成されることが特に好ましい。これらの構造部品に加えて、放出カニューレ、ミキサーアタッチメント等を容器の出口に取り付けることももちろん可能である。] [0013] 本発明の一実施形態において、ねじ式ロッドは、ハウジング要素に対して軸方向に移動可能であるが回転不能に固定されるように、ハウジング要素の相補的ガイド手段と相互作用するガイド手段を有する。この目的のために、ねじ式ロッドの、例えば2つの対向する長手方向側を、2つの平行なガイド面が軸に沿って形成されるように平坦にする。回転部材とのねじ式連結のためのねじ部分はこれらの面の間に配置される。ハウジング要素は、ガイド面の間のねじ式ロッドの厚さに対応する距離で離れた2つの相互に平行なフランクを、ガイド面を相補するガイド手段として有する。ねじ式ロッドをハウジング要素に挿入できるようにするため、ロッドは、ガイドフランクの間にそのガイド面がくるように押し込まれる。ねじ式ロッドはかくして、ハウジング要素のガイドフランクの間を軸方向に移動することができるが、ガイド面がガイドフランクに当接するため、ハウジング要素に対する回転が防止される。] [0014] ハウジング要素は、回転部材がハウジング要素に対して回転可能であるが、軸方向に固定されるという方法で回転部材を受容する。回転部材は、かなりの部分がハウジングから伸長するか、ハウジングを越えて突出して、回転部材を掴んで、ハウジング要素に対して回転できるように、ハウジングに配置される。ガイド面を有するねじ式ロッドの場合、回転部材は、ねじ式ロッドが回転部材の内部に挿入されるかあるいは突出できるようにハウジング要素上に配置される。回転部材は、好ましくは、スリーブの形状で、その内周に、ねじ式ロッドの外ねじと協動する内ねじを有している。] [0015] 回転部材を受容するために、ハウジング要素は、その周辺の少なくとも一部に環状溝を有することができる。好ましくは、環状溝は、ハウジング要素の周辺を、およそ180度伸長する。環状溝は、周面に外側に設けられ、あるいは内側の周面に一種のブラインド溝として設けられる。回転部材は、環状溝にフィットし、環状溝に挿入できるフランジを有する。フランジは、ハウジング要素の外面を越えて環状溝に押し込まれるか、ブラインド溝に沿って内部の環状溝に挿入される。] [0016] 本発明の放出装置の回転器を組み立てるには、まず、回転部材を、内ねじ山がハウジング要素のガイド手段の軸方向の連続部(axial continuation)に位置するように、ハウジング要素に取り付ける。さらに、駆動部材を、回転部材に届くまでハウジング要素のガイド手段に挿入する。それは、ねじ式連結のねじが互いに係合することができるようになるまで挿入される。回転部材は次に、ハウジング要素と駆動部材に対して、駆動部材がねじ式連結によって回転部材にさらに挿入される、又はねじ込まれるように回転する。回転部材と駆動部材が挿入されたハウジング要素は、1つあるいは複数の容器の付属部品としての回転器を形成し、成分を放出できるようにする。] [0017] 希望する投与スキームに従って、1つあるいは数個の容器から成分を放出するには、容器は同じようにハウジング要素に配置される。それらは、放出部材が、回転部材から突出している駆動部材の端部に対向するように位置するように取り付けられる。容器は、ハウジング要素によって、軸方向に動かないように取り付けられる。本発明の機能にとって絶対に必要ではないが、容器を回転可能(in rotation)に固定することも有利である。この目的のために、たとえば、ハウジング要素は保持用凹部を備えることができる。その凹部には、容器上に備えられた突起部を係合させる。好ましくはピストンロッドとして設計される容器の放出部材は、ハウジング要素の内部にまで、特に、ハウジング要素のガイド部材の間に伸長することができる。このようにして、それらは駆動部材に対向して位置するようになり、同様に、軸方向にガイドされる。これによって、駆動部材によって前進する間に、放出部材がジャミングされることを防止する。] [0018] 容器から成分を放出するためには、駆動部材が回転部材の内部から押し出され、駆動部材およびハウジング部材の上のガイド部材によってガイドされ、軸方向に前進するように回転部材を反対方向に回転させる。前方向に押されることによって、それは放出部材に衝突し、これらを同時におよび同じ速度で、容器内部で前方に押し出す。前進部材を利用することにより、投与量だけの成分が出口から放出される。] [0019] それゆえ、放出装置全体の構造的な長さは、放出過程の間は変化せず、そのため放出装置の取り扱いが簡便になる。ユーザがしなくてはならないのは、1つあるいは複数の容器を、すぐに使用できる付属の回転器に挿入し、ハウジング部材から突出している回転部材の部分を回転させることである。この回転は、片手、あるいはもう一方の手を手助けとして用いるだけで行うことができる。] [0020] 本発明の放出装置は、付属の回転器に個別にそれぞれ挿入でき、個別に交換することのできる個々の容器にとって特に有利である。しかし、二重容器、たとえば、両方の容器に作用する放出要素に1つが接続している二重の容器を使用することも可能である。] [0021] 本発明の他の実施形態において、回転部材は、外面にその周方向に沿って、回転目盛りを有することができ、ハウジング部材は回転目盛りに対向したポインタを有することができる。回転部材がハウジングに対して回転したとき、回転目盛り上の回転位置がポインタで示される。回転目盛りは、単純な線、数字あるいは色マーカで設けることができる。] [0022] 放出装置は、また、回転部材が回転すると同時に、音響的、触知的信号を発生する機器を有することができる。この目的のため、たとえば、回転部材の方向に突出する可撓性のタング、あるいは可撓性の突起をハウジング要素上に取り付けるか、その上に据え付けることができる。回転部材は、その一部に、突起が設けられていてもよい。その突起は、回転部材が回転すると可撓性のタングを撓ませて(deflect)、そしてさらに回転すると、再びタングを解放する。このようにしてタングがたとえば当接部に突き当たり、その結果、音が発生する。原理的には、回転部材上に数個の突起を設け、あるいはまた、ハウジング要素に数個の可撓性のタングを配置することも可能である。さらに、可撓性のタングを、回転部材上に、突起をハウジング要素上に配置することもできる。このような聴覚的信号発生器によって、回転数あるいは部分的な回転数が音によって表示される。この発生器は、また、触知的信号発生器としても使用できる。可撓性のタングが撓むと、回転部材の回転は、若干、しかし認識できる程度により困難になる。可撓性のタングが再び解放されると、回転は再度簡単になる。ユーザはこのようにして、回転あるいは部分的回転数を感じ取ることができる。] [0023] 上述したように、ハウジング部材は、放出装置のさらなるハウジング部材に連結し、そこから取り外すことができる。さらなるハウジング部材は、たとえば、数個の容器を収容するのに有利である。そのさらなるハウジング部材は、数個の容器から成分を同時、かつ平行して、希望する投与スキームに従って配分するために、付属の回転器に取り付けることができる。] [0024] さらに、ハウジング部材を数個のパーツに分けて設計することも可能である。その場合、ハウジングのパーツは、少なくとも部分的あるいは少なくともいくつかの場所において、互いに分離できる。このように設計されたハウジング部材は、たとえば、個々のハウジングパーツをフィルムヒンジで互いに接続したままの状態でつぶすことができる。また、二つの個々のハウジングパーツを、たとえばスナップフィットが解放可能であるところの、スナップフィット機構によって一緒にスナップどめすることが可能である。数個のパーツから成るハウジング要素は、容器あるいは駆動部材および回転部材の嵌合を簡単にすることができるが、その製造はより複雑で、回転器を準備するための追加の手間を必要とする。] [0025] 本発明の更なる実施態様によれば、容器から成分を放出および投与するシステムが提供される。このシステムは、成分を受容することができ、出口および放出要素を含む少なくとも1つの容器と、この放出要素を駆動する放出器を含む。放出器はハウジング要素を含み、駆動部材をハウジング要素の中又はハウジング要素に(therein or thereon)配置し、回転部材をハウジング要素の中又はハウジング要素に配置する。放出器は容器から取り外すことができ、また、容器は放出器から取り外すことができる。システムは、好ましくは、二つ以上の容器を含む。システムはかくして、数個の容器と、容器の上に一種の付属器として取り付けられ、再び容器から取り外される、1つの放出器から成る。放出器と容器が取り付けられた状態で、放出システムは上述の放出装置に対応する。ユーザにとって、本発明のシステムの放出器は、異なった種類の容器から放出するのに適する点が有利である。容器は、単に、放出器のハウジング部材に挿入すればよく、容器内で回転部材が放出部材に作用したまま、回転部材を駆動部材に対して回転させることによって空にできる。] [0026] 上述したように、この目的のための回転部材は、好ましくはハウジング部材上に、回転可能ではあるが、軸方向に固定した形で配置される。駆動部材は、次に、回転不能に固定しているが軸方向に移動可能な形態で、ハウジング部材に受容される。駆動部材と回転部材の間に、ねじ式連結が設けられている。回転部材とハウジング部材はこの目的のために上述した形態で設計される。] [0027] 本発明の放出システムの有利な実施形態において、回転器は、1セットの回転部材を含む。その回転部材のセットは、異なるねじのピッチの回転部材から成る。さらに、回転器は1セットの駆動部材を有し、そのセットは、異なるねじピッチの駆動部材から成る。所定のねじピッチを有するそれぞれの回転部材のために、相補的なねじピッチを有する駆動部材が設けられる。このシステムの放出器を、所定のタイプの放出あるいは所定の容器のために組み立てるために、放出の要件に従って、好適な回転部材と駆動部材のペアが、回転部材のセットおよび駆動部材のセットから選択できる。もし、たとえば、容器からゆっくりと放出させなければならないとすると、ピッチの小さい部材のペアが選択できる。もし、素早い放出が必要であれば、ねじピッチの大きい部材のペアが選択される。選択された回転部材と駆動部材のペアは、放出器あるいは付属装置をハウジング部材とともに形成するために、ハウジング部材の上あるいは内部に配置される。] [0028] 原理上、もちろん、駆動部材のセットから駆動部材のための好適なガイドを有し、および回転部材のセットから回転部材のための好適なシートを有し、異なった設計の容器を受容するための異なった容器シートを有する、異なったハウジング要素のセットを設けることも可能である。] [0029] 放出システムはかくして、モジュラー型設計となり、好適な放出器は、放出要件あるいは規定の容器の仕様に従って組み立てることができる。放出器が少ない構造パーツから成り、簡単に組み立て、解体ができれば有利である。] [0030] 何よりも、本発明は、本出願人による、スイス特許出願0038/08号による放出器をさらに発展させる。上記文献の優先権は主張されており、放出装置の個々の特徴に関して参照となる。] [0031] 本発明による放出装置は、ハウジング要素の形状で、複数の成分を受容するためのハウジングと、回転部材の形状で、ねじ山を有した回転部分を含む。ハウジング要素と回転部材は、回転部材の回転によって、ピストンに作用する駆動部材の形状をしたマルチプルラム(ram)が、放出要素として、ハウジング要素に対し放出方向に継続的に移動できるように協動する。本発明の駆動部材は、また、たとえば、基礎出願の図2に示すように、マルチプルラムとして設計することもできる。ハウジング要素は、隣同士に並ぶ2つの容器を受容することができるように設計される。回転部材の推圧力は、放出装置の全体の長さを変えることなく、マルチプルラムの形状をした駆動部材に直接伝達される。] 図2 [0032] 本発明のハウジング要素は、マルチプルカートリッジを受容することができる。マルチプルカートリッジは、隣同士に並ぶ少なくとも2つの容器を有している。本発明によると、マルチプルカートリッジは、ハウジング要素上に、取り外しあるいは交換可能に設けられている。本発明による、回転部材の形状をした回転部分は、ダブルラムの形状をした駆動部材上の対応する外ねじと協動する内ねじを有している。駆動部材の全長にわたって伸長するねじ表面の代わりに、上記駆動部材は、この目的のために、その外領域に外ねじを有する前進フランジ(advancer flange)を有している。回転部材の内ねじと前進フランジの外ねじとの間の連結は、回転部材が回転したときに駆動部材を軸方向に前進させる。駆動部材を回転に対して動かないようにするために、前進フランジは、一種のガイドスロットを形成する、ハウジング要素上のガイドフランクの間に回転に対して固定させることができる。] [0033] 本発明によると、ハウジング要素、あるいは、第一のハウジング要素に解放可能に接続された第二のハウジング要素もまた、マルチプルカートリッジを受容することができる。マルチプルカートリッジを有するハウジング要素は、さらに出口端を有することができる。この出口端は、バイオネットクロー強化要素(bayonet claw reinforcement)を有している。このバイオネットクロー強化要素は、マルチプルカートリッジの出口に設けられたバイオネットクローを支持することができる。] [0034] マルチプルカートリッジが収納されたハウジング要素は、マルチプルカートリッジの長手方向において、少なくとも部分的に透明にすることができる。これにより、透明領域から容器内部の放出部材が視認でき、放出部材が、容器内部が満タンになったことを示すインジケータとしても作用する。この目的のため、ハウジング要素には、すでに放出された体積あるいは容器内にまだ残っている体積を示す目盛りを設けることができる。] [0035] 本発明の放出装置はまた、優先権書類の図6およびそれに関する記載に示されるように、回転部材が所定の回転角度だけ回転したときに、聴覚で認識できる信号を発生する手段を有することができる。] 図6 図面の簡単な説明 [0036] 本発明の好適な実施形態を添付図面に示すが、本発明は図面に限定されるものではない。添付図面の図に開示される本発明の特徴は、開示事項に含まれる。 本発明による放出装置の分解図である。 組み立てられた状態にある、本発明による放出装置の図である。 初期の状態にある、図2の放出装置の長手方向の断面図である。 放出の状態にある、図2の放出装置の長手方向の断面図である。 撓んでいない状態にある可撓性のタングを備えた、本発明の放出装置の横断面図である。 撓んだ状態にある可撓性のタングを備えた、図5aに示す放出装置の横断面図である。 本発明の放出装置の立体的断面図である。 本発明の放出装置の、他の実施形態の分解図である。 1つのみの容器を有する、本発明の放出装置の、他の実施形態の立体図である。] 図2 図5a 実施例 [0037] 本発明の放出装置の分解図を図1に示す。本実施形態では、放出装置は、出口2およびピストンロッド3の形状をした放出要素をそれぞれ有する、2つの容器1を含む。図8に示す他の実施形態においては、放出装置はただ1つの容器しか有していない。さらに、放出装置は、ねじ式ロッド4の形状をした駆動部材および回転部材5を備えた回転器、およびハウジング要素6を含む。ハウジング要素6は、その一端部に、容器1を着脱可能に受容する容器シート7を有し、他端部には、回転部材を着脱可能に受容する回転部材シート8を有している。ハウジング要素6は、その長さが、容器に収容されている成分の全量を放出できるのに必要な移動の方向を向くように伸長している。ハウジング要素6は、シェルかスリーブの形状をしている。ピストンロッド3がハウジング要素を通過できるように、ハウジング要素は、その長手方向に、横方向の開口部26を有する通路9を有する。容器シート7を形成するために、互いに対向し、ハウジング要素6の長軸に垂直な2つのスリット10が、ハウジング要素6の周壁に形成されている。スリットは、ハウジング要素の一方側で開き、他方の側では閉じている。容器1は、出口2から離れた方の端部において、容器の軸から垂直に突出している2つのウィング11を有している。容器のウィング11およびハウジング要素6のスリット10は、ウィング11が開放側でスリット10に挿入できるような寸法となっており、このようにして、容器1は、ハウジング要素6に対して軸方向に保持される。そして、ピストンロッド3は通路9に収容される。] 図1 図8 [0038] 回転部材シート8のために、ハウジング要素6は、そのもう一方の端部にブラインド溝12を有している。ブラインド溝は、ハウジング要素6上に、横方向に挿入口を有している。反対側では、溝は閉じて環状の溝として設計されている。回転部材5は、実質的にスリーブ型に設計され、その一端において、その周囲に、半径方向に突出したフランジ13を有している。ハウジング要素6のブラインド溝12および回転部材5のフランジ13は、フランジ13がブラインド溝12に挿入され、ブラインド溝によって回転可能に受容されるような寸法となっている。このようにして、回転部材5は、軸方向に固定された形でハウジング要素6に取り付けられる。] [0039] ねじ式ロッド4は、互いに対向する2つの平行なガイド面14を有した平らなロッドとして設計される。容器1に対向する端部において、ねじ式ロッド4は幅広プレート(widening plate)15を有している。プレートの表面は、2つの容器1の、互いに隣接するピストンロッド3の両方に係合できるだけの広さを有している。ハウジング要素6は、通路領域内に、ねじ式ロッド4のための貫通開口部を形成する2つの通路フランク16を有している。フランク16は、ガイド面14の間のねじ式ロッド4の厚さに相当する距離を置いて、互いに平行に伸長する。ねじ式ロッド4が2つのフランク16の間の開口部に押し込まれると、ガイド面14とフランク16が互いに重なり合い、そしてねじ式ロッド4が、ハウジング要素6に対し回転しないように固定される。] [0040] 回転部材5は、その内周に、内ねじ17を有している。内ねじは、スリーブ状の内部の全長にわたって伸長するか、あるいは出発領域のみに設けられてもよい。回転部材5の長さは、ねじ式ロッド4の長さに適応させる。ガイド面14の間のその外周面上に、ねじ式ロッド4は、回転部材5の内ねじに対応する外ねじ18を有する。] [0041] その外周のドラム状の領域において、回転部材5は、回転部材の回転位置で放出あるいは投与された成分の量を示す回転スケール19を有する。回転部材5と対向する端部において、ハウジング要素6は、ハウジング要素6に対する回転部材の回転位置を示すポインタ20を有する。] [0042] ハウジング要素6から離れた端部において、回転部材5はグリップウィング21を有する。このグリップウィングによって、回転部材5は手で持つことができ、それをハウジング要素6に対して回転させることができる。] [0043] 共通の出口チャネル24を形成するためにともに延びる、2つの入口チャネル23を有するミキサーアタッチメント22が、容器1の出口端に設けられている。] [0044] 図2に、図1の放出装置の組み立てられた状態を示す。ピストンロッド3を横方向に開放された通路9に収容させながら、容器1は、それらのウィング11で、ハウジング要素6のスリット10に挿入される。ミキサーアタッチメント22は、容器1のそれぞれの出口2に、2つの出口チャンネル23で取り付けられる。回転部材5は、そのフランジ13を用いて、ブラインド溝12に横方向に取り付けられる。回転部材5の回転スケール19は、ハウジング要素6のポインタ20と対向して位置する。ねじ式ロッド4は、そのガイド面がハウジング要素6のフランク16の間にあるようにフランク間を通過し、通路9を通って延び、ハウジング要素6の端部から回転部材5の中に突出する。回転部材5の内ねじ17およびねじ式ロッド4の外ねじ18は互いに噛み合う。] 図1 図2 [0045] 本発明による放出装置を組み立てるため、まず、回転部材5のフランジ13をハウジング要素6のブラインド溝12に押し込む。ねじ式ロッド4は次に、回転部材5の内ねじ17の出発点に位置するまで、ハウジング要素6のフランク16の間を通過する。回転部材5は、内ねじ17がねじ式ロッド4の外ねじ18と係合し、ねじ式ロッド4をしっかりと保持するまで、ブラインド溝12の内部で回転する。さらに回転部材を回すと、ねじ式ロッド4は回転部材にねじ込められ、容器1のピストンロッド3のための空間が通路9に開放される。この組み立てられた状態で、ハウジング要素6、回転部材5とねじ式ロッド4が、(例えば、容器1を付属部材として含めることができる)放出器あるいは回転器を形成する。ピストンロッド3がねじ式ロッド4の幅広プレート15に対向するように最終的に、容器1のウィング11がハウジング要素6のスリット10に挿入される。] [0046] 図3は、放出装置が初期の状態にある、本発明による放出装置の断面図を示す。1つが他の上に位置するように並列に配置された容器1は、ハウジング要素6のスリット10に押し込まれている。容器の内部では、第一の容器内に第一の成分25aが示され、第二の容器内に第二の成分25bが示される。ミキサーアタッチメント24は、容器とミキサーアタッチメントの間で液体が連通するように容器1の二つの出口2に装着される。出口から離れた容器1の端部では、ピストンロッド3が、液密の状態で前記容器に挿入される。容器に挿入されたピストンロッドの端部は、かくしてストッパを形成し、そのストッパは、容器の内周壁とともに密封するが、可動である。ピストンロッド3は、ハウジング要素6の通路9に位置する。容器の反対側の端部で、回転部材5はハウジング要素6のブラインド溝12に挿入される。そうすることにおいて、フランジ13はブラインド溝12に位置し、そして回転部材5の回転をガイドする。ねじ式ロッド4はハウジング要素6の通路9を通ってガイドされ、回転部材5にねじとめされる。ねじ式ロッド4のほぼ全長で、どのようにスリーブ形の回転部材5の内部に受容されるかを見ることができる。ピストンロッド3の容器から離れた端部は、ねじ式ロッド4の幅広プレート15上に、 存在する。ねじ式ロッド4は、軸方向に可動だが回転固定された状態で、ハウジング要素6のフランク16の形のガイド手段でガイドされる。この結果、ハウジング要素のブラインド溝12において回転部材が回転すると同時に、回転部材5上の内ねじ17とねじ式ロッド4上の外ねじ18が形成するねじ式連結により、回転運動がねじ式ロッド4の前進運動に確実に変換され、この結果、幅広プレート15はピストンロッド3の端面に当接する。] 図3 [0047] 図3から、ハウジング要素6の通路9は、長手方向に延長する横方向のスリット開口部26を有することが分かる。スリット開口部は、ハウジング要素6に配置された壁まで伸長する。その壁は、ハウジング要素の長軸に対して横方向に伸長し、その壁の中でフランク16は切断され、通路9と連続する。同じように、ブラインド溝12もハウジング要素の一方の側で開口し、反対側で閉じられる。その中で、溝はフランジ13のための環状溝を形成し、環状溝は回転の間、回転部材5をガイドする。] 図3 [0048] 図4は、成分25aと25bが容器1から排出された状態の放出装置を示す。この目的のため、ハウジング要素6に対して回転部材5が回転し、その結果、ねじ式ロッド4が、容器1およびピストンロッド3に向けて軸方向に、ハウジング要素6および回転部材5に対して前方に移動する。ねじ式ロッド4の前進する力は、ピストンロッド3に伝達される。ピストンロッド3は、容器1の内部で、出口2の方向に向かって移動し、成分を、出口2を通じてミキサーアタッチメント22のチャネル23、24に押し出す。容器1は、そのウィング11が、前方方向において、スリット10のフランクに当接するため、この過程で、ハウジング要素6にしっかりと保持される。ねじ式ロッド1は、フランク16の間を、ハウジング要素6の通路9を通って移動する。] 図4 [0049] 図5は、本発明の放出装置の断面図を示す。上記断面は、ハウジング要素6のブラインド溝12のフランジ13の線に沿って切ったものである。この具体的な実施形態において、フランジ13には、その外周に、周辺チャネルが設けられている。その結果、一種の二重壁のフランジが出来、そこでチャネルは、互いに対向する壁の内面の間に位置し、フランジは、壁の外面で、ブラインド溝12の環状溝にぴったりと挿入される。断面図から、音響要素27が、ハウジング要素6のブラインド溝12の場所で、ブラインド溝12が半円の環状溝を形成する位置で周辺壁に挿入される。音響要素27は、スナップフィット連結によってハウジング要素6の開口部にスナップされる。音響要素27は、弾性的に撓むリーフあるいはタング28を有している。タングは、回転部材5の中心軸に対し、半径方向に突出している。半径方向に、外側に伸びる突出部29が、フランジ13の2つの壁の間の周面に設けられている。突出部29は、回転部材5が回転すると、音響要素27のタング28を撓ませるように伸長する。もし、回転部材、そしてかくして突出部29がさらに回転すると、タング28は突出部29を越えてスナップし、クリック音を発生する。タング28の隣には、タング28がスナップバックしたときに衝突して音を出す当接壁を配置することも可能である。もちろん、フランジの内面の周囲に、数個の突出部29を設けることもできる。そしてハウジング要素6上には、数個の音響要素27を設けることも可能である。] [0050] 図5もまた、回転部材5上の回転スケール19、およびハウジング要素6上のポインタ20を示す。回転スケール19は、10分の1ミリ刻みの体積インジケータから成る。回転部材5が回転すると、回転スケール19はポインタ6に対して回転し、その結果、容器から放出された成分の量が示される。] [0051] 図6aおよび図6bは、図5に示された断面の正面図を示す。図6aにおいて、回転部材5のフランジ13上の突出部29が、ハウジング要素6の周囲の音響要素27のタング28上にぴったり位置している。図6bにおいては、回転部材5、そしてまた突出部29を有するフランジ13は、ハウジング要素6に対して時計方向に移動し、突出部29が音響要素27のタング28を撓ませている。回転部材が時計方向にさらに回転すると、タング28は突出部29から滑るようにして離れ、音響信号を発する。突出部29がタング28上で係合する限り、回転部材5の回転運動は穏やかに、しかし認識できるようにブレーキングされる。このブレーキングの動きを使って、触知できる信号が、規定された回転位置に提供される。] 図6a 図6b [0052] 図7は、本発明による放出装置の他の実施形態を示す。本発明によるシステムから、成分を放出および投与するために2つの容器101と101´が選択されている。容器101と101´は、スリーブの形状をしており、容器101´は容器101に比較して直径が小さい。容器101と101´は、長さが同じである。容器の一端には、出口が設けられており、その上に、出口チャネル124を有するミキサーアタッチメント122が取り付けられている。他端では、容器101と101´は、ピストンロッド103と103´上のピストンで閉じられている。ピストンロッド103と103´は、容器101と101´のそれぞれの直径に適応されている。容器101と101´は、共通のウィング111を有し、それらは、容器から長手軸に対し直角に突出している。] 図7 [0053] ピストンロッド103と103´の形状をした容器の放出要素を駆動する放出装置は、ハウジング要素106を有している。ピストンロッド104の形状をした駆動部材もまた設けられており、それはハウジング要素106の中に配置されている。放出装置はさらに、回転部材105を含み、それは同様に、ハウジング要素106に配置されている。ねじ式ロッド104、回転部材105およびハウジング要素106はともに放出器を形成している。ハウジング要素106の一端部には、容器シート107が設けられ、そこに容器101と101´が挿入され、そこから容器の交換のために再度取り外される。] [0054] 回転部材105は、回転部材のセットから選択され、そのセットは、ねじピッチの異なる回転部材を含む。このような回転部材のセットは、数個の回転部材、たとえば回転部材5および回転部材105から成ってもよい。個々の回転部材は、その内ねじのピッチに関し、1つ1つ異なる。たとえば、内ねじ17と117では異なる。駆動部材は駆動部材のセットから選択される。そのセットは、ねじピッチの異なる駆動部材から成る。駆動部材のセットは、数個の駆動部材、たとえば、何よりもその外ねじ18および118のピッチに関して異なる、ねじ式ロッド4および104を含む。ねじ式ロッド104および回転部材105は、容器101と101´から成分を投与および放出するための要件に従って選択され、ハウジング要素106に挿入されて、ハウジング要素とともに放出器あるいは回転器を形成する。] [0055] ハウジング要素106は、図1から6による具体的実施形態のように、容器のウィング111が挿入されるスリット110を有している。ハウジング要素はまた、通路109と横向きで長手方向を向く開口部126を有している。この開口部を通じて、ねじ式ロッド104はハウジング要素106に挿入できる。ハウジング要素106の内部では、長手方向の開口部126および通路109がフランク116を有している。フランク116は、ハウジング要素106のほぼ全長にわたって平行に伸長し、ねじ式ロッド104のためのガイド手段として機能する。容器シート7の反対側の端部では、ハウジング要素106が回転部材シート108を有している。回転部材シート108は、図1から6の容器シート7の形状に相当する、ブラインド溝112として設計されている。] 図1 [0056] ねじ式ロッド104は、その長さに沿って、横方向のガイド面114を有している。ガイド面114は、ねじ式ロッド4のガイド面14よりも少し狭い。その結果、ねじ式ロッド104上の外ねじ118のための周面が大きくなっている。容器101と101´のピストンロッド103および103´に係合する端部において、ピストンロッドは幅広プレート115を有している。それは、その幅広に沿って、ガイド面114に平行に伸長し、それと融合する表面を有している。ねじ式ロッド104がハウジング要素106に挿入された状態で、ねじ式ロッド104の全長に沿って伸長するガイド面114が、ハウジング要素106のフランク116上に位置するようになり、その結果、ねじ式ロッド104は、ハウジング要素6の全長にわたって回転に対して固定される。前述した図1から6による具体的実施形態と同様に、ねじ式ロッド104は、そのフランジ113を用いてブラインド溝112に装着された回転部材105のところまで通路109を通じてガイドされる。ハウジング要素106に対して回転部材105を回転させることによって、ねじ式ロッド104はその外ねじ118によって、回転部材105の内ねじ117に受容される。] 図1 [0057] 容器101と101´から成分を投与するため、回転部材105が回転し、その瞬間、ハウジング要素106の内部をねじ式ロッド104が前進し、前進力をピストンロッド103および103´に伝達する。ピストンロッド103および103´は、それぞれの容器の中を平行かつ同じ速度で移動する。容器の直径が異なるため、異なる量の成分が、提案された投与量に従ってそれぞれの容器から放出される。] [0058] 図7による実施形態は、容器から成分を放出するシステムが、成分の放出に関する異なった要件を満たすのに好適であることを示している。好適な駆動部材と好適な回転部材は、放出器あるいは回転器用に選択できる。システムの要素は、それから組み立てられて、放出装置を形成する。] 図7 [0059] 図8は、本発明の他の実施形態を示すもので、放出装置はただ1つの容器1を含む。容器1および回転部材5は、ハウジング要素6に挿入される。この実施形態の機能のモードは、前述した具体的実施形態に記載した使用に対応する。たとえたった1つの容器から放出する場合でも、付属部品によって投与が単純かつ正確になる。] 図8 [0060] 1容器 2出口 3ピストンロッド/放出要素 4 ねじ式ロッド/駆動部材 5回転部材 6ハウジング要素 7容器シート 8 回転部材シート 9通路 10スリット 11ウィング 12ブラインド溝 13フランジ 14ガイド面 15幅広プレート 16フランク 17内ねじ 18外ねじ 19回転スケール 20ポインタ 21グリップウィング 22ミキサーアタッチメント 23入口チャネル 24出口チャネル 25a、b 成分 26長手方向の開口部 27音響要素 28タング 29 突出 101 容器 101´ 容器 103 ピストンロッド 103´ ピストンロッド 104 ねじ式ロッド 105 回転部材 106 ハウジング要素 107 容器シート 108 回転部材シート 109 通路 110 スリット 111 ウィング 112 ブラインド溝 113 フランジ 114 ガイド面 115 幅広プレート 116 フランク 117 内ねじ 118 外ねじ 122 ミキサーアタッチメント 124 出口チャネル 126長手方向開口部]
权利要求:
請求項1 成分を収容し、出口と放出要素を有する少なくとも1つの容器と、駆動部材と回転部材を備える回転器とを具備する放出装置であって、前記駆動部材に対して前記回転部材が回転すると、前記駆動部材が軸方向に移動でき、前記成分を放出するために前記少なくとも1つの容器にある放出要素を駆動する放出装置において、ハウジング要素(6;106)が設けられ、前記ハウジング要素に又はその中に(onorin)前記少なくとも1つの容器(1;101)、前記駆動部材(4;102)、前記回転部材(5;105)が配置され、少なくとも前記少なくとも1つの容器(1;101)が前記ハウジング要素(6;106)に又はその中に取り外し可能に装着される放出器。 請求項2 2以上の容器(1;101)を有する請求項1に記載の放出装置。 請求項3 前記容器(1;101)、前記駆動部材(4;104)及び/又は前記回転部材(5;105)が前記ハウジング要素(6;106)に又はその中に取り外し可能に装着される請求項1又は2に記載の放出装置。 請求項4 ねじ式連結(17,18;117,118)が前記駆動部材(4;104)と前記回転部材(5;105)に間に設けられる請求項1〜3のいずれかに記載の放出装置。 請求項5 前記駆動部材(4;104)が前記容器の放出要素(3;103)に係合するねじ式ロッドとして設けられる請求項1〜4のいずれかに記載の放出装置。 請求項6 前記ねじ式ロッド(4;104)が前記ハウジング要素に対して軸方向に可動で回転方向に固定されるような方法で、前記ねじ式ロッドが前記ハウジング要素(6;106)の相補的ガイド手段(14;114)と相互作用するガイド手段(14;114)を有する請求項1〜5のいずれかに記載の放出装置。 請求項7 前記回転部材(5;105)が前記ハウジング要素(6;106)に対して回転可能で軸方向に固定される請求項1〜6のいずれかに記載の放出装置。 請求項8 前記回転部材(5;105)がその円周方向に沿って回転目盛り(19)を有し、前記ハウジング要素(6;106)が前記回転目盛りに対向して位置するポインタ(20)を有する請求項1〜7のいずれかに記載の放出装置。 請求項9 前記ハウジング要素(6;106)が、その周囲の少なくとも一部の周りに延びる環状溝を有し、前記回転部材(5;105)が前記環状溝に挿入できるようになっているフランジ(13)を有する請求項1〜8のいずれかに記載の放出装置。 請求項10 前記ハウジング要素(6;106)が、前記放出装置のさらに別のハウジング要素に接続し取り外しできる請求項1〜9のいずれかに記載の放出装置。 請求項11 前記ハウジング要素(6;106)が数個の部品からなり、前記ハウジング部品は少なくとも一部が又は少なくとも幾つかの位置で互いに分離可能である請求項1〜10のいずれかに記載の放出装置。 請求項12 装置(27)が、前記回転部材(5;105)が回転すると、音響信号を発生するために設けられる請求項1〜11のいずれかに記載の放出装置。 請求項13 成分を収容し、出口(2)と放出要素(3;103)を有する少なくとも1つの容器(1;101)と、ハウジング要素(6;106)を有し、前記容器から取り外し可能な、前記放出要素(3;103)を駆動する放出器とを備え、前記ハウジング要素の中又は前記ハウジング要素に(thereinorthereon)、駆動部材(4;104)と回転部材(5;105)が設けられている容器から成分を放出するシステム。 請求項14 前記ハウジング要素は前記回転部材(5;105)を回転可能で軸方向に固定されるように収容し、前記駆動部材(4;104)を回転方向には固定し軸方向には可動となるように収容し、ねじ式連結(17,18)が駆動部材と回転部材の間に設けられる請求項12に記載のシステム。 請求項15 前記放出器が、異なるねじピッチの回転部材からなる一組の回転部材(5;105)と、異なるねじピッチの駆動部材からなる一組の駆動部材(4;104)とを備える請求項12又は13に記載のシステム。 請求項16 前記放出器及び/又は前記ハウジング要素が、請求項1〜12のいずれかに記載の回転器(5;105)及びハウジング要素(6;106)である請求項12〜14のいずれかに記載のシステム。
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引用文献:
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